香田証生さん拘束・殺害事件に関して

緊急声明

2004年11月1日

 香田証生さんの早過ぎた死に、心からお悔やみを申し上げます。

 約20年の間、イラクでは、戦争と経済制裁により多く市民の命が奪われてきました。そして昨年3月、米英によるイラク攻撃が始まってからは、各国の戦闘員だけでなく、戦闘に巻き込まれた多くの無辜の市民、さらには国際機関の職員、人道支援のNGO関係者、ジャーナリスト、海外からの出稼ぎ労働者など、多くのかけがえのない命が奪われ続けています。

 今もイラクでは、戦いの火が轟々と燃えています。しかし、この戦いの火は、イラクの市民とは関わりのない外国の軍隊や武装組織によるものです。この不条理な戦火で焼かれるかけがえない命を、イラクの市民はもとより、世界中の市民が怒りと悲しみの目で見ています。

 香田さんをはじめ、これまでにイラクで犠牲になった多くの命のために、私たちは戦いを続けるあらゆる国家と勢力に対し、ただちに兵員を引き上げることを求めます。そして今後、いかなる暴力行為にも、暴力を引き出すいかなる言動にも与しないことを求めます。これ以上命が無駄に奪われないことをあらゆる人々が望んでいるはずです。

劣化ウラン廃絶キャンペーン