ファルージャ攻撃の停止を求める緊急声明

  世界中の市民の声とコフィ・アナン国連事務総長の警告は黙殺され、今、ファルージャでは、かつて人類が経験した歴史的残虐行為に、新たな一ページが加えられようとしています。
 米軍主導の圧倒的武力による攻撃は、市外への避難が適わなかった多数の一般市民に、多大な犠牲を強いています。ジュネーブ条約により、本来は攻撃の対象とされるべきではない医療施設も壊滅的打撃を受け、医薬・医療品は底をつき、攻撃のため傷つき苦悶する市民たちを救う手立てさえも失われています。
 空爆や砲撃で破壊された家屋の片隅に、身を寄せ合い絶望に打ちひしがれているファルージャ市民は、攻撃を仕掛ける者たちの同胞でもなければ、それに対峙する者たちの同胞でもありません。彼らは、私たち平和を望む世界の市民の同胞なのです。平和を望む人々に対する武力攻撃に、いかなる正当性もありません。
 ファルージャに残されて爆撃にさらされている人々が、全てテロリストであるなどということを、いったい誰が信じるのでしょうか? 市民が犠牲になってもテロ撲滅のためにはしょうがないというのでしょうか? こんなことがイラク以外のアメリカやヨーロッパで行われることを想像してみてください。
 私たちは、同胞であるファルージャ市民への攻撃を容認することは出来ません。直ちに戦闘をやめ兵力を撤退し、傷ついた人々への、最善の医療が速やかに行われることを強く求めます。ファルージャ市民の人間性がこれ以上損なわれないことを強く望みます。
 今回、ファルージャ攻撃に対して、日本政府首脳が支持を表明したこことは、遺憾のきわみです。政府首脳は、直ちに支持を撤回し、アメリカに対して攻撃をやめるように明言すべきです。
 また、国連、赤十字やNGOなどの中立的立場の人道支援団体が緊急に人道支援活動が行えるように尽力すべきです。

2004年11月11日

劣化ウラン廃絶キャンペーン